個人事業主の確定申告、秋に動くと何がいいのか?|10月からの前倒し準備のすすめ

10月に入ると、年末調整の案内や確定申告の情報が少しずつ流れてきます。「まだ先の話だ」と思いがちですが、今の時期に動くと来年の申告がぐっと楽になります。

この記事では、普段はあまり経理処理をしていない小規模の個人事業主の方に向けて、秋のうちに帳簿や資料を整えるメリットをお伝えします。

目次

  1. 年明けに全部やると、数字が出たとこ勝負になる
  2. 計算が面倒なら、レシートの整理だけでも全然違う
  3. 「税理士に頼むべきか?」の判断もしやすくなる
  4. 10月が、新たに税理士に依頼する最後のタイミング
目次

年明けに全部やると、数字が出たとこ勝負になる

多くの方が確定申告の作業を始めるのは、1月以降です。

しかし年明けから一気に12か月分の資料を整理しようとすると、作業量が膨大になります。

そして、一番困るのが、「いくら税金がかかるか分からないまま申告期限が来てしまう」という状況です。

所得税や消費税の納付期限は振替納税を利用していたとしても4月下旬には引き落とされるため、年明け2月3月に計算が終わっても準備期間はせいぜい1~2か月程度しかありません。

10月の今から動けば、半年以上の余裕があります。

1月から9月分の売上と経費を集計してみると、残り10〜12月の3か月はよほどの変動がない限り、年間全体の方向性がある程度見えてきます。

「今年の所得はだいたいいくらになりそうか?」が把握できれば、年内にできる節税対策を検討する余地が生まれます。

所得税・住民税に加えて、消費税の納税予測額もある程度つかめます。今から納税資金を積み立て始めることができれば、来年の春の納税時期に慌てずに済みます。

計算が面倒なら、レシートの整理だけでも全然違う

「帳簿をつけるのが大変」という方には、まずレシートを種類別に分けるだけでも効果があります。

たとえば、1月から9月の9か月分を経費の種類ごとに分けておく。それだけで、年明けの作業は残り3か月分だけになります。単純に比べると、3か月分と12か月分では作業ボリュームが4倍違います。

また、9か月分を整理してみると「自分にはどんな経費の種類があるか」が自然に分かってきます。

その把握ができれば、10月以降のレシートをどう分けるか、自分なりのルールを作ることができます。

特に、事業を始めた最初の年は「どんな経費が出てくるか」が分からないまま動いていることが多いので、秋に一度整理しておくことが次の年以降にも活きてきます。

「税理士に頼むべきか?」の判断もしやすくなる

まだ税理士が関与していない方から、「確定申告を税理士に依頼すべきでしょうか?」というご相談は非常に多いです。

ただ、売上や所得のざっくりとした数字も分からない状態では、税理士側もざっくりとした回答しかできません。

1〜9月分の数字がある程度まとまっていれば、「今年の売上はだいたいこのくらい、所得はこのくらいになりそう」という話ができます。

それだけで、「今年から依頼した方がいい」「もう少し様子を見ても大丈夫」という具体的なアドバイスがしやすくなります。

また、記帳代行を税理士に依頼するかどうかを検討している場合、1か月のレシートが何枚あるか、預貯金の明細が何行あるかというボリュームが分かると、料金の見積もりも正確に出てきます。

作業ボリュームは税理士の料金に直結するため、事前に把握しておくと相談がスムーズです。

10月が、新たに税理士に依頼する最後のタイミング

税理士業界では、12月に入ると年末調整の業務が始まります。

事務所によっては11月から年末処理の準備に入るところもあり、新規面談を受け付けていないという事務所も出てきます。

逆算すると、今年の分から税理士に依頼したい場合は、10月中に動くのが良いです。

まずはご自身で1〜9月分の売上や経費の数字をおおまかにまとめる。

その上でどんな対策が必要か、税理士への依頼が必要かを検討してください。

資料が整っているほど、相談の中身が具体的になります。

10月に入ると、年末調整の案内や確定申告の情報が少しずつ流れてきます。「まだ先の話だ」と思いがちですが、今の時期に動くと来年の申告がぐっと楽になります。

この記事では、普段はあまり経理処理をしていない小規模の個人事業主の方に向けて、秋のうちに帳簿や資料を整えるメリットをお伝えします。

年明けに全部やると、数字が出たとこ勝負になる

多くの方が確定申告の作業を始めるのは、1月以降です。

しかし年明けから一気に12か月分の資料を整理しようとすると、作業量が膨大になります。

そして、一番困るのが、「いくら税金がかかるか分からないまま申告期限が来てしまう」という状況です。

所得税や消費税の納付期限は振替納税を利用していたとしても4月下旬には引き落とされるため、年明け2月3月に計算が終わっても準備期間はせいぜい1~2か月程度しかありません。

10月の今から動けば、半年以上の余裕があります。

1月から9月分の売上と経費を集計してみると、残り10〜12月の3か月はよほどの変動がない限り、年間全体の方向性がある程度見えてきます。

「今年の所得はだいたいいくらになりそうか?」が把握できれば、年内にできる節税対策を検討する余地が生まれます。

所得税・住民税に加えて、消費税の納税予測額もある程度つかめます。今から納税資金を積み立て始めることができれば、来年の春の納税時期に慌てずに済みます。

計算が面倒なら、レシートの整理だけでも全然違う

「帳簿をつけるのが大変」という方には、まずレシートを種類別に分けるだけでも効果があります。

たとえば、1月から9月の9か月分を経費の種類ごとに分けておく。それだけで、年明けの作業は残り3か月分だけになります。単純に比べると、3か月分と12か月分では作業ボリュームが4倍違います。

また、9か月分を整理してみると「自分にはどんな経費の種類があるか」が自然に分かってきます。

その把握ができれば、10月以降のレシートをどう分けるか、自分なりのルールを作ることができます。

特に、事業を始めた最初の年は「どんな経費が出てくるか」が分からないまま動いていることが多いので、秋に一度整理しておくことが次の年以降にも活きてきます。

「税理士に頼むべきか?」の判断もしやすくなる

まだ税理士が関与していない方から、「確定申告を税理士に依頼すべきでしょうか?」というご相談は非常に多いです。

ただ、売上や所得のざっくりとした数字も分からない状態では、税理士側もざっくりとした回答しかできません。

1〜9月分の数字がある程度まとまっていれば、「今年の売上はだいたいこのくらい、所得はこのくらいになりそう」という話ができます。

それだけで、「今年から依頼した方がいい」「もう少し様子を見ても大丈夫」という具体的なアドバイスがしやすくなります。

また、記帳代行を税理士に依頼するかどうかを検討している場合、1か月のレシートが何枚あるか、預貯金の明細が何行あるかというボリュームが分かると、料金の見積もりも正確に出てきます。

作業ボリュームは税理士の料金に直結するため、事前に把握しておくと相談がスムーズです。

10月が、新たに税理士に依頼する最後のタイミング

税理士業界では、12月に入ると年末調整の業務が始まります。

事務所によっては11月から年末処理の準備に入るところもあり、新規面談を受け付けていないという事務所も出てきます。

逆算すると、今年の分から税理士に依頼したい場合は、10月中に動くのが良いです。

まずはご自身で1〜9月分の売上や経費の数字をおおまかにまとめる。

その上でどんな対策が必要か、税理士への依頼が必要かを検討してください。

資料が整っているほど、相談の中身が具体的になります。

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この記事を書いた人

竹岡良晃税理士。売上アップのパーソナルトレーナー税理士。中小企業の経営問題について、傾聴力を駆使して問題解決をサポートする活動を行っている。

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