デール・カーネギーの著書『人を動かす』を読みました。原文は100年以上前に書かれたものですが、その内容は現在でも通用する素晴らしいものでした。

この『この人を動かす』という書籍は、恐らくマネジメントやコーチイングといったビジネス分野(とりわけ人間関係)において、超有名な書籍です。この本を読んでいない(又はこの本に類似する内容を知らない)ビジネス系のマネジメントやコーチングを売りにしているコンサルタントやコーチは、まずいないと思います。
もし、そのようなコンサルタントやコーチがいれば、その人はハッキリ言ってニセモノだと断言できます。
なぜなら、現在世界中に溢れているこの分野のビジネス書の内容には、この『人を動かす』のエッセンスが必ず取り込まれてます。私自身もこの『人を動かす』の書籍を読んでいる最中に、今まで読んだビジネス書や講演などで聞いた内容が何度も出てきました。ですのでこの『人を動かす』はあらゆるビジネス書の原点と言えます。(著者ご本人も、当時この分野の書籍が一切無かったので、自分が調査研究をして、それが結果的にこの本になったと仰っています。)
漫画界で言えば、ドラえもん、ドラゴンボールといったところでしょうか?知らない人はいませんよね?・・・・というぐらいこの『人を動かす』という書籍は有名なビジネス書です。
書かれている内容は、シンプルで誰にでもできそうで実は中々できないことばかりです。
感謝する、怒らない、相手を褒める等々の冒頭でも書いた通り、100年以上も前に書かれた内容であるが、現在でも通用するものばかりです。
私も少し前からその内容を実践していますが、既に効果が出ていると実感しています。
ちなみにYouTubeで「人を動かす」で検索すると、色々出てきました。少しだけ観てみましたが、完全な的外れでは無いが、書籍とはかなり内容が異なっていました。
要約版なので仕方がないとは思いますが、特にエピソードの具体例がごっそり抜けており、その主張(なぜ○○をした方がいいのか?)に対する根拠部分がYouTubeでは圧倒的に薄いと感じました。
やはり要約版は所詮要約版だと思います。確かに書籍を読むというのは、面倒だと思う人が大半です。私自身も30分ぐらい本を読むと結構疲れます。気軽に観るという部分ではYouTubeの方が観やすいかと思います。
ですが、上記にも書いた通り、書籍に書かれている大事な部分がYouTubeの要約版では抜けているので、私個人としてはやっぱり書籍を読むというのが一番良いと思います。
確定申告シーズンで本を読む時間の確保が難しくなっていますが、スキマ時間を活用して、毎回1ページずつでも継続して読んでいきます!