昨日（令和３年８月２０日）、令和３年の税理士試験が終了しました。受験生の皆様、コロナ禍、大雨、そして本試験の難問……ひとまずはお疲れさまでした。
各専門学校の解答速報が発表されはじめましたので、少しだけチェックしました……といっても問題自体が入手できないので、どんな問題だったのかは殆ど分かりませんが。
本日は税理士試験についての話を書きます。
国税庁のHPに令和３年の税理士試験申込者数の資料が掲載されています。詳細はこちら↓
https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka/71/pdf/moshikomi.pdf
気になる点は、会計科目の受験者数は前年比より増加しているが、税法科目は全科目が前年比より減少している事です。
数年前から税理士受験者数の減少を防ぐために、会計科目の受験者数と合格者を増やす傾向にあるようです。実際に会計科目の合格率は以前に比べて高くなっています。
確かに税理士試験の受験初年度は会計科目を受験する人が殆どなので、税理士試験の入り口を広くする事は悪くないと思います。
ただし、上記にも書いた通り、税法科目の受験者数が年々減少している点については、未だに対策が打たれていません。
本試験問題の正式な模範解答が存在しない（試験委員の頭の中にのみ存在する？）、採点基準が不明、配点箇所が不明、出題ミスが多い……
ちなみに、私が昨年受験した国税徴収法では、問題用紙とは別の用紙に訂正箇所が書かれた用紙が配られました。そして、試験開始後、しばらくして、試験監督からの訂正箇所の更なる訂正（正確な内容は忘れましたが）のアナウンスがありました。
そのアナウンスの時間により、試験終了時間を２～３分延長されました。
国家試験なのに、訂正の訂正って……可笑しくないですか？
