「顧問税理士に対して、どこまで個人情報を渡すか?」という問題があります。
少し前ですが、Xの中で「顧問税理士からネットバンキングなどのパスワードを聞かれた。理解できない。」というポストがありました。
確かにネットバンキングなどのパスワードまで行くと・・・ちょっとやり過ぎかなぁという感覚です。
恐らくですが、
- お客さんがなかなかデジタル資料を出さないので、税理士が直接ダウンロードしたかった
- お客さんの手間を減らすために、税理士が直接ダウンロードしたかった
のどちらか?だと思います。
税理士側の気持ちも理解できなくもないのですが、まぁお互いの関係性にもよるかと思います。
私自身の話になりますが、数か月間からMoneytreeとICSの会計を連携しています。
預金口座やクレジットは自動でデータを引っ張ってくれるので、処理が楽です。
で、少し前にクレジットのセキュリティ強化で第2パスワードを設定しました。
本来は同時にMoneytree側でもこの第2パスワードを設定してあげないと、データが連動しませんが、
私がその設定を忘れていたので、ICSの会計側でエラーとなってしまいました。
今回の話は私自身が同一人物なので、一人ですぐに作業が完了しますが、先ほど書いたような顧問税理士と
お客さんという関係の場合は、「顧問税理士が第2パスワードをお客にさん聞く」という作業が発生します。
ということは、ネット関係のパスワード変更する都度、同じ作業が発生するということです。
また、Moneytree側でエラーやシステム障害が起きた場合に、その対応もすべて顧問税理士が対応することになるかと思います。
だってお客さんからしたら、「パスワードまで全部先生に渡してるので、全部先生がやって欲しい」と思うのは当然です。
数か月前にマネーフォワードで大規模なシステム障害が起こり、決算期限直前ということで、大きなニュースになりました。
Moneytreeでも同じような問題が発生しないとは言い切れません。
数年前にICSの営業担当者からは「Moneytreeの維持管理まで先生が抱え込むと、しんどいですよ。そこはお客さんにやってもらう方がいいですよ。」と言われたのは、まさにこういう事だったのかなぁと思います。
ネットバンキングのシステムに限らずですが、業務の境界線(ここまでは税理士がする。ここ以上は税理士はしない。)の設定は重要です。
皆さんは顧問税理士や取引先との業務の境界線は明確に設定していますか?
