「税理士資格持ってないの?」この言葉が受験生時代に言われた一番辛い言葉です。受験生には一番堪えます。
今回は税理士資格を持っていなかった受験生時期の苦い思い出を書きます。
一応普段から税理士バッジを付けていますが、このバッジが税理士のバッジということが世間でどれくらい認知されているのでしょうか?ほとんどの人は何の職業バッジか知らないと思いますが。
保険営業マンの話
これは私がまだ税理士になっていないときの話です。
私が事務所で留守番をしていると、飛び込みで保険の営業マンがセールスにきました。
最初はすごく低姿勢で話をされて、なんだかすぐに帰ってもらいにくいなぁーと思って話を聞いていましたが、
どうやら私のことを所長税理士だと勘違いして話をしていることに気が付きました。
「私は税理士ではありません、ただの(資格なしの)職員ですよ。」と伝えると……
その瞬間に相手の対応が一気に変わりました。
「なんや、お前は税理士じゃないのか。お前に用は無い。」と顔に書いていました。
本当に顔に書いていました。私にはハッキリと見えました。
その後、その保険営業マンが帰った後、私は絶対に税理士になって見返してやると、強く強く心に誓ったという話です。
知人のラウンジでの話
ラウンジ?キャバレー?よく違いを知りませんが、要は女性店員が隣に座ってくれて、お酒を作ってくれるような店での知人の税理士Aさんの話です。
Aさんがまだ税理士資格を持っていない頃、事務所所長とラウンジに飲みに行ったそうです。Aさんは社交的で見た目もカッコいい感じなので、お店で飲み始めたときはホステスさんが周りを囲んでたそうですが、話の途中で自分に税理士資格が無いという事が分かると、いつの間にかホステスさんは所長税理士の横に移動していたそうです。
ホステスさんからすると「税理士=お金持ち」「資格無しの事務所職員=お金持ってない」のイメージだったのだと思います。
苦労話を笑って話せるか?
私やAさんに限らず税理士試験受験生は受験時代の苦労をたくさんしています。今はこうやって税理士ブログのネタとして面白く書いてますが、当時の辛かった思い出を話のネタにできるのは税理士資格を取れたからに他ありません。
私が税理士資格を取ってなかったら、この保険営業マンの話はただの嫌な思い出のままだったと思います。
税理士試験受験生の方は、1日でも早く税理士になって、今までの苦労話を話のネタに変えて下さい。