ディープワークというのは、気が散る電話や声掛けなどを排除して仕事に集中することです。ディープワークの方が仕事の成果が上がるのは当然なのですが、実際にディープワークをするのは案外難しいです。
というのも、普通の会社員の場合は掛かってくる電話に出ないということは、まず不可能だからです。職場の上司や同僚からの声掛けを無視することもできませんよね。社内で集中タイムのような制度を設けていない限り、ディープワークをすることはできません。外部からの連絡を絶てない業種の場合も同じです。
またディープワークを実施する場合、基本的には朝起きてからの数時間に実施するのが望ましいです。
ほとんどの人が午後や夕方の疲れた状態よりも、まだ体力がある午前中の方が集中しやすいからです。
ところがこれも普通の会社員の場合はどうでしょうか?
朝起きて、出社の為に通勤電車に乗って、ようやく出社したと思ったら、朝礼が始まります。午前中からミーティングが入ったりもします。取引先や上司に報告することもあります。午前中の集中できる時間帯に対人業務をせざるを得ない状況。で気付いたらもう昼前、ランチでも行こか・・・となります。
ディープワークは環境が全てですが、普通の会社員ではその環境を整えることが物理的にできません。
私自身も常に毎日ディープワークできているわけではなく、午前中から移動したり、お客さんとミーティングする日もありますので、ディープワークを実践する難しさは身に染みて感じます。
何事も実践するのが一番難しいですね。