本日は国税徴収法の理論サブノートについて書きたいと思います。
大原の講師も理論サブノート(以下、理サブ)については、必ず購入しなくてもよいと言っています。理サブは解説や例示が記載されている理論テキスト(以下、理テキ)よりもコンパクトで持ち運びに便利です。しかしながら、その便利な理サブばかりを見ていると、つい理論テキストの解説部分を見る機会が少なくなります。
理テキの解説部分は重要です。昨年の70回本試験では次順位買受申込者に関する問題が出題されました。理テキ解説部分を読み込みせずに、理サブばかりを見ていた受験生はほとんど解答できなかったと思います。理テキの解説や例示は過去の本試験問題そのものです。理テキの解説や例示を理解していないのは、過去問対策をしていないのと同じです。
国税徴収法は基本的には過去出題された問題が繰り返し出題されます。上記の通り、まずは理テキを全て網羅したうえで、大原やTACの教材で平成以降の過去問を分析して、難解な配当問題を除き、一回でも出題された箇所は本試験までに抑えておくべきです。(授業で触れる直近数年では足りないと思います。)
基礎部分の勉強は疎かにできませんが、改正の少ない国税徴収法においては、過去問の出題内容を把握しておかないと、本試験当日に上位10数%の合格圏内に入ることは難しいと思います。