この税理士難民が増えるという予想は私だけではなく、多くの税理士が述べています。依頼したい税理士が既に新規受付を締め切っている状態、希望する料金では受け付けてくれない状態(そもそもの希望料金が安すぎるケースもありますが)が今後増えると予測しています。
今回の確定申告では新たにインボイスの期間が含まれてくるというのがその大きな要因です。(インボイスを契機として依頼数全体の件数が増えるが、それを引き受ける税理士数自体は増えていない)
加えて、個々の税理士には既に過年度以前から確定申告の依頼を受けているお客さんが一定数いるので、そもそも新規で受け付けできる件数自体が少ない税理士も多いと思います。(中には件数関係なくどんどん受け付ける事務所も存在しますが・・・)
私自身もまだ現時点(2023年11/14)では新規受付をしていますが、あと2~3件といったとことでしょうか?そこそこ確定申告シーズンのキャパは埋まっています。
人気の先生や締切の早い先生は、既に今回の確定申告の新規受付を終了しているようです。
先ほども書きましたが、今回令和5年度分の確定申告からはインボイス制度開始による消費税申告が出てくる事業主の方が増えます。普段消費税申告書に触れることのない一般の方が、消費税申告書を書くのは厳しいかなぁというのが正直な感想です。もちろんご自身でできる方は自分で申告すればいいと思いますが。
ですので、今回の令和5年分の申告から消費税申告が必要な方は、事前に消費税申告書の書き方などを確認して、ご自身でできそうにないと判断した場合は、早めに税理士を探してください。でないと冒頭タイトルの通り、「税理士難民」となってしまいますよ。