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専従者給与科目と通常の給与科目の使い分け方は?

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専従者給与と給与は何が違うのか?

1番の大きな差は専従者給与は税務署への届け出が必要であり、給与は税務署への届け出が必要ありません。

専従者給与は生計を一にする親族に対して支払う給与において使われます。

(「生計を一にする」とは、同じ屋根の下で衣食住を共にする、生活の財布が同じということです。)

対して、給与は生計別の親族に対して支払う給与に使われます。

また、給与の科目は親族以外の第三者に対して支払う給与に使われます。

確定申告の決算書の中でも専従者給与と給与の表示する箇所は異なります。

また、確定申告書の第二表の中に専従者給与を書く欄があります。

家族ぐるみでお店をされている方、生計を一にする親族に対して支払う給与は、専従者給与の扱いとなります。生計を一にしていない親族に対して支払う給与は給与の扱いとなります。

例えば、旦那さんが事業主、奥さんが専従者として働いている。そして、事業主の妹がお店を手伝っているようなケースです。事業主の妹は別居しているとします。

このケースだと、奥さんに対して支払う給与は専従者給与です。妹に対して支払う給与は、給与の扱いとなります。

同じ親族に対して支払う給与であっても、税務上の取り扱いが異なってきますので注意が必要です。

特に専従者給与については、あらかじめ税務署への届け出が必要となります。同居する親族に対して給与を支払おうと考えている方は、専従者給与の届出を忘れずに税務署へ届出てください。

専従者給与の届出については、インターネットや税務署の窓口などでその届出方法について案内されていますが、税理士が関わっていない状態で開業届出などを出された方は、この専従者給与の届出を出していない方の割合が非常に多いです。

税務署の窓口の担当の方は、場合によっては届出関係に詳しくない方が対応されていることもあります。

窓口の方がわざわざ「専従者給与の届出を出さなくて良いか?」まで親切に聞いてくれることは少ないと思います。

必ずご自身で提出する必要があるかどうかの確認をしてください。

ご自身で専従者給与の届け出を作成して届け出るのが難しいなと思われるようでしたら、料金はかかりますが、税理士に依頼された方が確実かと思います。

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