先日夕方に大阪湾でアジングで初めてアジを釣りました。本日はアジング初心者がアジを釣るまでの話と、私自身がアジングをしてみて実際に感じたことを書こうと思います。
2回目のアジング釣行について
時期は12月中旬、時間は17時から19時の2時間、場所は大阪湾の泉州地区です。
風速は予報では4~5Mだったが、実際には2~3M程度?、水温は16℃。
釣果はアジ4匹、サバ1匹でした。アジのサイズは16~17㎝。
1.0gのジグヘッド単体ワームで釣りました。
風が吹いていたので、アタリが取りづらく、何匹かはアタリに素早く反応できませんでした。
この日の1匹目はカウント15で釣れたので、2匹目以降もカウント15で釣っています。
最初は風の影響で仕掛けが絡まってしまい、リーダーを結び直したりしているうちに結構な時間が経っていました。夕マヅメの貴重な時間帯を無駄に使ってしまったのは反省点です。
あとは、風のある場合の釣り方については、本やネットで勉強していましたが、実際に釣り場で風の対応をするのは難しかったです。
色々反省する点はありましたが、何よりアジング2回目で無事にアジが釣れたことは良かったと思います。
アジング初心者の私が2回アジングに行って感じたこと
アジング初心者である私が実際にアジングを始めてみて実際に感じたことは、
「予想していたよりも、アジングは難しい」
という事です。
私の釣り経験はブラックバス、サビキ、タチウオ、鮎などです。
決して釣り経験豊富な訳ではありませんが、釣り自体は全くの初心者ではありません。
リールやロッド、ラインの扱いはそれなりに慣れています。
・・・が、そんな私でさえ、アジングは難しいと感じました。
ですので、釣り経験がほとんどない方がアジングを始めるのは、相当ハードルが高いと思います。
経験豊富なアジング経験者と同行して、アジングのやり方を教わるのなら話は別ですが、釣り未経験者が一人でいきなりアジングを始める場合、ボウズ(一匹も釣れない)の日が何日も続くと思います。
まず、アジングをする前の仕掛けの準備が結構大変です。
夕方や夜は視界が悪いです。特に夜間はヘッドライトを付けていても、手元が少し見える程度です。
しかも風が吹いている時間帯もあります。
室内の明るい場所では簡単にできていたラインをロッドガイドに通す作業や、リーダーを結ぶ作業の難易度が、実際の釣り場ではかなり難しいです。
そして、実際に釣り始めても、夜間の視界の悪い状態で釣りをするのは、想像以上に大変です。
私はラインをエステルラインの0.3号を使っています。アジング経験者はもっと細いラインを使っています。
私は鮎釣りで細いラインを使った経験があるので、今のところアジングでラインが切れたことはありませんが、
「エステルライン0.3号でもちょっと気を抜くと、すぐに切れそうだな。」と感じています。
恐らく、釣り未経験者が0.3号のラインを使えば、簡単にラインが切れて釣りどころではないと思います。
そして、仕掛けが軽いこともアジングの難易度を上げている原因です。
確かに軽い仕掛けでなくてもアジングは出来ますが、一番オーソドックスなジグヘッド単体でアジングをする場合は1グラム前後のジグヘッドが基本です。
先程も書きましたが、私はブラックバス釣りの経験があり、ライトリグをずっと使っていたので、アジングの軽いリグも簡単に扱えると思っていました。
実際に初めて1グラムのジグヘッドを投げた感想は
「ジグヘッドはちゃんと付いてるの?」
です。
ロッドはアジング用のウルトラライトですが、びっくりするほど1グラムは軽く感じました。
私は今のところ0.8グラムより軽いジグヘッドはほぼ扱えません。
(無風なら0.6グラムはなんとか・・・でも、風が少しでも吹いてたらダメです)
確かにジグヘッド単体のアジングでは飛距離は関係ないですが、それでも最低限数メートルは投げないと釣りになりません。
さらに、ジグヘッドが軽いので少しでも風が吹けば、「仕掛けが沈んでいるのか?」「どこら辺に仕掛けがあるのか?」ということが全く分かりません。
昼間ならラインを見てある程度の予測も付きますが、夜間はそのラインすら見えませんので、すべてロッドを通じて感じることとなります。
ですので、今まで6フィート前後(約1.8M)のロッドで軽いルアーを投げたことのない人は、まず、アジングのジグヘッドがアジのいるポイントにまで届かない(ジグヘッドがポイントまで沈まない)、アジが掛からない(アタリがあったときにラインが張っていない)と思います。
まずラインが張ってなければ、アジのアタリさえ分かりませんが。
よく本屋や雑誌、ネットなどでは「アジングは気軽に始められる、簡単に釣れる」と言われていますが、
私はアジングは決して気軽に簡単に始める釣りではないと思います。
特に釣り未経験者の人は、サビキ釣りなどもっと簡単な釣りでロッドやリールの扱いに慣れてから、アジングを始めた方がいいと個人的に思います。
私自身も最初はアジングを少し舐めていた部分があり、初回のアジングでは見事にボウズでした。
アジングはしっかりと情報収集、道具の準備、仕掛けの扱いがでないと釣果が出ないちょっと難しい釣りだと思います。
アジングとサビキの違いについて思うこと
同じアジだが、アジングはアワセをしないと掛からない。
まだアジングで釣ったアジはたった4匹ですが、全てアタリがあった瞬間にアワセて釣りました。
一方サビキはアワセなんかする必要はありません。勝手にアジは掛かります。
この差は一体何なのか?
アジングのジグヘッドの針よりも、サビキの針の方が小さいので、アジが吸い込みやすいのかもしれません。
でも吸い込んだあとに、アワセをせずに自動的に掛かっているのであれば、アジングでもアワセをすることなく掛かってもいいように思います。
ですが、アジング経験者の多くは、アジングでのアワセの重要性を指摘していますので、やはりアジングではアワセをしないと掛からないのだと思います。
サビキとアジングではアジの食べ方(針の吸い込み方)が違うのでしょうか?
アジング初心者の素朴な疑問です。
ブラックバス釣りとアジングとの違いについて思うこと
先程も少し書きましたが、アジングの仕掛けは軽いですので、当然に扱うロッドやリールも軽いものになります。
私が使っているロッドはダイワ月下美人MXアジング510UL-S-N、リールはダイワ月下美人MXLT1000S-Pです。
(余談ですが、何故月下美人シリーズにしたかと言うと、好きなゲームであるサガフロンティアの最強の刀が「月下美人」だったからです。もっと安いロッドでも良かったんですが。)
よく「ブラックバスのロッドとリールでアジングできるか?」という話を聞きます。
私個人の答えは「アジング自体は可能と言えば可能だが、アジング用のロッドとリールを買った方が良い。」です。
アジングでは1グラムのジグヘッド単体が基本ルアーとなりますので、ブラックバスロッドでは1グラムのジグヘッドを投げるのは至難の業です。
繰り返しになりますが、アジングの主な仕掛けであるジグヘッド単体では、足元で釣れるので飛距離は関係ありませんが、最低でも数メートルは投げる必要があります。
ブラックバスロッドのウルトラライトの適合ルアーは大体1/32~1/4オンス(0.87グラム~7グラム)です。その真ん中の3~4グラム程度のルアーが最も投げやすいとされていますので、やはりアジングの1グラム程度の軽いルアーをバスロッドで投げるのは難しいです。
ですので、アジングでバスロッドを使う場合は重い仕掛けを投げる場合に限定されます。(投げられるだけで、実際にアタリを取ったりできるかは別問題ですが)
アジングのアタリは大変小さく分かりづらいアタリなので、値段が安くてもアジング専用のロッドを買ったほうが釣果は上がりやすくなると思います。