令和3年8月26日の税理士登録日から約2週間が過ぎました。以前から、先に税理士登録した大学院の同期に「税理士になっても、特に何も変わらないよ。」と聞かされていました。
私も実際に税理士になってみて、心境の変化があまり無かったですが、少し意外だったことがあります。
本日は、私自身が税理士になる前後の心境の変化と意外だったことについて書こうと思います。
税理士になる前の心境
前勤務先の税理士法人で職員として仕事をしていた頃、新しく担当先になった会社の社長と名刺交換した際に「税理士?」と聞かれることが時々ありました。
「いえ、税理士ではないんです。まだ税理士試験の受験勉強中でして……」と答えるのが、いつも嫌でした。
聞く方は単に資格があるかどうかだけを聞いているのに、聞かれる立場としては、「名刺に税理士と書いてないのだから、わざわざ聞かないで」と思っていたのは、私だけではないと思います。
また、友人や新しく知り合いになった方に、税理士法人に勤めているという話をすると、「そしたら、税理士なの?」と聞かれることもよくありました。そこで、また先程と同じ返事をすることになります。
一般の方は「税理士法人、会計事務所に勤務している人 = 税理士」というイメージを持っているのだと思います。
そんな訳で、税理士になる前は自分の職業を聞かれるのが嫌で、一日でも早く税理士と名乗りたいと思って受験勉強をしていました。
税理士になった後
冒頭でも書きましたが、やはり税理士になったからと言って、自分自身の心境が劇的に変わったということはありませんでした。正直、自分が税理士になっている実感があまりありません。今後、仕事を通じて実感していくのだと思います。
ただ、受験勉強から解放されたという点については、非常に大きいと思います。
税理士試験の受験勉強を経験された方は分かると思いますが、受験生時代は何をしているときでも「勉強しないといけない」というのが頭の片隅ありました。受験勉強から解放されてスッキリしたのは間違いないです。(実務の勉強は今後も続きますが)
税理士登録して意外だったこと
そして、税理士登録して意外だったことは、
昔の友人や知人からお祝いのメッセージを沢山貰ったことです。
税理士登録後に初めてLineのタイムライン機能を使って、税理士になったことを報告しました。
報告することで、今後税理士を探している人と繋がるきっかけになればいいと軽い気持ちでタイムラインで送りましたが、私が思っていた以上にお祝いのメッセージが届きました。(「いいね」も「コメント」も全く来ないと思っていたので、自分の予想以上にメッセージが届いたということです。)
学生時代の先輩・同期・後輩や受験時代の友人など最近は連絡をとっていない方がメッセージを送ってくれました。すごく嬉しかったです。
はじめにも書いた通り、税理士になっても私自身の心境はあまりありませんでしたが、私の周りの人が喜んでくれて、税理士になって良かったと改めて思いました。