過去の記事「確定申告はいつまでに依頼すべき?」にも書きましたが、個人的な感覚で言えば、税理士への確定申告依頼の期限は1月末までです。(資料提出は2月中旬まで)
今回初めて税理利に確定申告を依頼するという方からると、1月末までというのは少々早いと感じるかもしれません。
が、この時期(1月末)というのは、飲食店でいうランチ時間のはじめ頃だと思ってください。ちょうどお昼の12時ぐらいです。お店の中は既にお客さんでいっぱい!店の外でも順番待ちのお客さんが並んでいる状態です。
・・・・動くのが遅いというのが分かると思います。
そして、この確定申告シーズンの時期に税理士に新規面談を依頼するということは、このランチ時間に厨房内のシェフに話かけるのと同じです。中には丁寧な対応をしてくれる税理士先生もいますが、大半の税理士は、通常の時期と比べてやや素っ気ない対応をするはずです。
で、初めて税理士に確定申告を依頼した方がこのような対応をされて、「税理士って対応が冷たい」「料金が高い」「新規面談すらしてくれない」等々の文句を言う方がいます。
はっきり言って、依頼するのが遅すぎます。税理士側の希望で言うと、前年の年内に依頼があれば、かなり余裕を持って対応できます。また、予め必要な書類のアナウンスも事前にできるので、申告時期のやりとりがスムーズになります。
確定申告シーズンの税理士には、ランチ時間のお店と同じく、既に多くのお客が順番待ちで並んでいる状態です。人気の税理士になるほど既に受け付けている仕事が数多くあるので、更に新規受付をする必要も少ないということです。
私の事務所でも今年(令和5年度分)の確定申告は2024年1月31日時点で既に新規受付は基本的には断っています。(私が特段人気・・・ということではありませんが、既存の仕事量とライフワークバランスを考えると、今年令和5年分に関しては、もうお腹いっぱいということです。)
今回は「初めて税理士に確定申告を依頼する場合の注意点」ということで、遅くとも1月末までには依頼する、前年の年内が理想という話を書きました。
美味しいランチを並ばずに食べるには??・・・早く行動するしかありませんよね。税理士選びも同じです。