昨日2022年3月7日に、令和3年確定申告の無料相談の担当をしてきましたので、そのときの感想を書こうと思います。
相談件数が多い
3月に入ってからなのか、先月2月の無料相談担当のときと比べて、相談に来られた方の人数がかなり多く感じました。今回の相談会場が納税協会だったという事も影響していますが、それにしても、相談会場によって全然違うなぁというのが私の感想です。
全然休憩する間もなく、昼ごはん休憩も少し削られましたし、残業もしました。
3月の相談の内容
2月の相談と比べて3月に相談に来られた方は、商売をしてる人(事業所得)や不動産物件(不動産所得)を持っている人が多いという印象です。もちろん、納税協会会員だからという事もあると思いますが。
きちんと集計して、下書きをしてこられる方もいますが、資料と白紙の決算書と申告書を持ってくる方もいました。自分でやった方が早いですが、ここは無料相談会場なので、一行ずつ書いてもらいました。(次の相談者を除いて)
最後に消費税申告もある事業所得の相談が来た
朝からずっと件数をこなして、午後3時半を超えた頃、最後の相談者が来ました。
資料を見ると売上が数千万円ありました。消費税申告決定です(念のため2年前の売上を聞きましたが、やはり消費税申告が必要でした)。なかなかのボリュームです。資料と言っても売上と経費の集計した表だけで、その表に含まれていない領収書を多数出されました。
色々質問しながら、資料の集計表に追加の情報を書いていきました。
さて、消費税と決算書と申告書を一から作らないといけないけど、もう午後4時を過ぎています。相談者に聞くと、いままで無料相談会場の税理士に書いてもらってたとか‥
1から相談者にさせてたら何時に終わるか分かりません。しかも申告期限まで1週間しかないので、今から税理士事務所を探すのも難しいと思います。不本意ですが、私が全て作業しました。30分は掛かっていたと思います。この最後の相談でかなり疲れました。
作業終了後、相談者にはこの内容なら有料相談へ行ってくださいと伝えました。まぁ来年も来られると思いますけど。と言うか、受付でボリュームも多い申告は受付しないで欲しいんですけどね。
恐らく去年以前に担当した税理士も同じことを思ってたと思います。今回の受付は納税協会の職員で、私たち担当税理士側の苦労を知りません。何でもかんでも受付しているのだと思います。
他の会場では受付はリーダー税理士がしますので、ボリュームの多い相談は断ってくれます。
少し前にも書きましたが、無理相談会場では基本的に決算書申告書の書き方を教える場所であって、税理士側が計算する場所ではありません。
受付側で断ると色々モメる原因になるのは分かっていますが、このようなボリュームの多い相談は受付の時点で何とか対応して欲しいと思います。