最近の新しい家は窓が少なくなっています。窓の数が少なかったり、あっても小窓だけという家が増えています。
確かに窓の面積を減らせば、冷暖房効率も上がりますし、建築コストも減らせます。外からの視線を気にする必要もありませんし、防犯上の観点からも良いです。
・・・・と良いことばかりなのでしょうか?
メリットがあれば必ずデメリットがあります。
壁だらけの部屋は圧迫感があり、昼間は電気を付けないと暗いです。また冬は窓から日が入らないので寒いです(逆に夏は遮熱の面はよいのかもしれませんが)。
何より、最大のデメリットは部屋が暗いことにより、気分も暗くなるということです。日中は日光を浴びた方が良いのは、科学的にも感覚的にも明らかです。まぁ日光が嫌いな方や夜勤仕事をされている方は別ですが。
少し話は逸れますが、私は早朝に日の出を見ながら出勤し、夕日を見ながら公園で陸上のトレーニングをしています。太陽って不思議なもので、見ていると元気が出たり落ち着いたりします。人間にとって太陽は必要なものだと思います。
少々話が大きくなりましたが、要はある程度の日の光は家に入ってきた方がいいのでは?多少上記の窓の少ない家のメリットが減ったとしても、と個人的に思います。
冷暖房効率や外からの視線を遮断した結果、新居引越後に家族の気分が暗くなった。体の不調が増えたというのは良くありません。確かにここ数十年で新築住宅の性能は飛躍的に上がったと思います。ですが、先ほど書いた人間と太陽の関係というのは大昔から変わっていないはずです。そしてこれからも変わらないはずです。
過去の住宅の間取りがなぜそのような間取りになっていたのか?1つ1つに理由があったはずです。
私は建築に関してはド素人なので、建築の専門家からすると、「何を言ってるんだ!このド素人が!」と怒られそうですが、素人には素人なりの考えがあるので、私は「窓はある程度必要なのでは?」と思う派です。自分なりの視点や感覚というのは、予想以上に当たっているという事がありますので、専門家の意見も聞きつつ、自分なりの意見はしっかりと持っておきたいものです。