元メジャーリーガー投手の長谷川滋利氏がブログの記事で「支出には良い支出と悪い支出がある。最終的に自分のポケットにお金を入れてくれるための支出は良い支出。自分のポケットからお金が出ていく支出は悪い支出。」と述べています。(詳しくは引用元の長谷川滋利氏の公式サイトをご覧ください。)
長谷川氏については、私が学生の頃から好きなスポーツ選手で、彼の著書もよく読んでいました。野球に詳しくない人でも、長谷川氏はイチロー氏の先輩(オリックス時代とマリナーズ時代を含めて)と言えば分かりやすいでしょうか?
特に長谷川氏の「アジャストする能力」が重要という主張は、私自身も長年に渡り参考にしてきました。どの世界においても環境に適応する能力はとても重要です。ふとしたことがきっかけで長谷川氏の名前を思い出して、今回のタイトルの記事を見ることとなりました。
少し話が逸れました。タイトルの「良い支出(経費)と悪い支出」についてですが、長谷川氏は現役時代からビジネス書を沢山読んで勉強されていたようで、このお金の支出(経費)についても、本質を突いた内容を書かれていると思います。
「交際費をバンバン使う、高級外車を買う・・・・」中小企業の社長が好きそうなお金の使い方ですが、私はこの行為自体については何も思いません。
交際費は使ったいいし、高級外車は買えばいいやんと。
ただし、その支払(経費)は売上に繋がるのか?ということです。
交際費を使って、高級外車を乗り回せば、売上が2倍3倍になるのであれば、絶対に使うべきです。(売上が上がって利益も上がる前提ですが)
売上に直接結びつかなくても、使うことで顧客や従業員の満足度が上がったり、何かしらのプラスの面が会社にとってあるのであれば、使うべきです。(例えば、お客さんが座るイスをちょっといいイスに代えることで、お客さんがリラックスして話せる雰囲気になったなど)
逆にそうでなければ、使ったらアカンということです。
長谷川氏の言う良い支出なら使う、悪い支出なら使わない。ただそれだけのことです。
多額の交際費を使ったり、高級外車を乗り回すこと自体が問題ではなくて、良い支出か悪い支出か?を判断せずにお金を使っているということが問題なのです。
「その支出、何のためにするんですか?」
私自身もときどき自分の胸に手を当てて聞いています。