令和3年税理士試験まで2カ月を切りました。今年から受験しなくてよいのに、試験日程や試験会場は何故か気になって調べてしまいます。
さて、タイトルにもあるように本日は実務書の『図解 国税徴収法』について書こうと思います。
あくまでも専門学校のテキストの方が重要度は高いですので、まずは専門学校のテキストを完全に理解してください。
専門書の税法本棚などでよく見かける図解シリーズです。
恐らく試験委員は本試験問題作成時にこの図解国税徴収法を参考に見ている……はずです。
というのも、国税徴収法に関する書籍の数は他の税法に比べて圧倒的に少ないんです。
この点は、私が大学院時代に第二次納税義務に関する判例を調べた際に気付いたことです。(詳しくは別の記事に書いています→https://takeokazeirishi.com/wp-admin/post.php?post=672&action=edit 国税徴収法で修士論文を書くのはおすすめしないという話です。)
実務書はこの図解国税徴収を含めて3~4冊ぐらいしか無いと思います。そして本の著名度で言うと、この図解国税徴収法が圧倒的です。試験委員の本棚にも確実に置いてあると思います。
図解国税徴収法には基本項目は勿論のこと、通達や判例なども詳細に記載されています。全てを抑える必要はありませんが、出題確率の高そうな項目(近年で言えば緩和措置など)にザっと目を通すだけでも本試験で加点を狙えると思います。