「ヤバい税理士(税理士事務所)の見分け方」の記事でも書きましたが、税理士が1人で捌ける確定申告件数は50件までです。所得の種類や事業規模等々は様々ですけど、平均すれば1人あたり50件が限度です。限度というのは、平日9-17時定時にのみ作業(他の業務はしない)した場合です。かなりざっくりした感じで書きましたが、私個人の肌感覚では50件というのが平日定時でこなせる仕事量だと思います。
Twitterを見ていると、この50件よりもはるかに多い件数を担当している職員さんの話を見かけます。所長は何件やろうが別にいいんです。夜中も勝手に仕事したらいいんですよ、自分の懐に全部入るんですから。それを職員にも強要させるのが大問題です。
「うちの事務所は夜食が出るんです!福利厚生充実しています!」みたいなコメントを見かけます。夜食なんか準備せずに、定時に帰らす努力すれば?と思います。
冒頭に紹介した「ヤバい税理士(税理士事務所)の見分け方」の記事でも書いていますが、そもそも確定申告時期で一気に処理するのが適切でない事業所得や不動産所得の申告が含まれているはずです。毎月の顧問契約への切替、大幅な報酬アップ→その代わりに全体の件数を減らすなどの事務所運営でしか解決するしなかいです。
確定申告シーズン=「残業、休日出勤は当たり前」という悪しき習慣は断ち切りたいものです。