令和6年の上半期までの試算表ができたので、試算表の数字を見ながら少し振り返ってみました。
売上は前年同期(令和5年1~6月)125%でした。今年は相続案件の報酬があったのが大きかったですね。来年は無いので、どうするの?という問題はありますが。
気になる点でいうと、月次報酬が減って、代わりに個人の確定申告報酬が増えているという点です。
枚方で開業以後、少しずつ新規の顧問先は増えてはいるものの、従来からの顧問先が減っているのも事実です。
年々業界全体としての顧問料の単価は減少しています。一方でAIの発達により従来の会計処理や申告書などの業務は年々短縮できるようになってきました。今使っているICSの原票会計(通帳コピーからAI仕訳を自動認識する)もその一つです。精度にややバラツキがあるものの、ネットバンキングを使っていない顧問先の紙通帳の仕訳入力では、かなり時間短縮ができています。
少し話がズレますが、最近の「納付書来なくなる問題」に対してのダイレクト納付手続きは、顧問先にとってもメリットは大きいので、給与計算→源泉納付などの業務と絡めて単価アップを狙える道具だと思います。(もちろん税理士側の責任と手間は増えますが)
また、最近は本業が忙しくなかなか手を付けていなかった「売上アップのパーソナルトレーニング」についても、引き続き試行錯誤しながら実践していきたいと思います。
良くも悪くも「税理士という資格」が全面に出てしまうので、売上などの経営に関する相談と従来の税務会計相談と分けて実践するというのが難しいです。
裏を返せば、まだまだ税理士に対する希望要望が多いと言えますので、基本は従来の税理士業としつつも、少しずつ時代の流れに合わせて提供できるサービスを増やしていきたいと思います。
7月8月は法人の申告業務が続きますので、上記の本格的なテコ入れは9月以降になると思いますが、とりあえず上半期の数字を見て思いつくことを書いてみました。ということで下半期も頑張ります!