アインシュタイン「私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、59分を問題の定義に使い、1分を解決策の策定に使うだろう。」
アインシュタインのこの言葉は「問題自体をどう定義するのか?」ということの重要性を述べています。なぜ解決策や答え自体よりも、問題の定義にほとんどの時間を使うのでしょうか?今回は問題定義の重要性について、私が実践している売上アップコンサルの話と関連させて書きます。
それって本当に問題なの??
「売上が上がらない」「資金繰りが苦しい」「人手が足りない」などの社長の悩みは、この仕事をしているとよく耳にします。
これらの悩みは一見、問題について話しているように思えますが、
実は本当の問題について何も話していません・・・・どういうことでしょうか?
またまた、私の学生時代に所属していた陸上短距離のたとえ話を使って説明します。
一応、今から書く話の元ネタの和田さんの【走りの学校】のYouTubeを貼っておきます。興味のある方はご覧ください。
この話はアメフト選手の土川さんがコーチの和田さんにダッシュが速くなるには、どうしたらいいか?という悩みを相談している話です。
この悩みに対して、和田さんはアメフト選手の色々な動きを見て「ここが問題かなぁ」と少しずつ問題の核心に迫っていきます。そして、最後は「あたなは、体の○○の部分が××なので、△△の練習をしてください」とアドバイスしています。
最後の方でアメフト選手が「今まで何が悪いのか分かってなかった」と、和田さんも冒頭のアインシュタインの言葉を述べた後で「課題が分かれば大体のことは対処できる」という話をしています。
このコメントが全てを物語っています。
原因がハッキリすれば、あとは対処するだけです。
話を会社やお店の悩みに置き換えます。
「売上が上がらない」「資金繰りが苦しい」「人手が足りない」・・・・これ、言っていることは、先ほどのアメフト選手の「ダッシュが速くなるにはどうしたらいいのか?」と同じです。
ダッシュが速くなるには?(=ダッシュが遅い)というのは問題のようで、問題では無いということです。同じく「売上が上がらない」「資金繰りが苦しい」「人手が足りない」というのは、問題のようで、問題では無いということです。
「売上が上がらない」を問題の定義としてしまうと?
冒頭のアインシュタインの話にもありましたが、問題の定義がとても重要です。
ここで「売上が上がらない」を問題として定義してしまうと、「売上を上げるにはどうしたらいいか??」と解決策を考えることになります・・・・これで解決策は出ると思いますか?
いくつかそれらしいことは出てくるかもしれませんが、実際にやってみて本当に売上が上がるでしょうか?恐らく売上が上がる可能性はほぼ無いでしょう。
なぜ「売上が上がらない」を問題として定義してしまうとダメなのでしょうか?
繰り返しになりますが、「売上が上がらない」は問題では無いからです。
先ほどのアメフト選手の話のように、ダッシュが速くならない本当の問題をしっかりと探る必要があります。
問題を1つに絞る
ダッシュも売上も複数の要素が複雑に絡んでいます。ここで重要なのは、今回一番重要だと考える問題を1つだけに絞るということです。
ダッシュの指導で和田さんはおそらく問題を一つに絞っているはずです。色々ある中でこれが最優先に解決しないといけない問題を特定し、焦点を当てているはずです。
売上を上げるために乗り越えないといけない問題は沢山ありますが、同じく今回一番重要だと考える問題を1つだけに絞ることが重要です。
私が実践している売上アップコンサルでも、この問題の特定を非常に重要視しています。
「売上が上がらない」という悩みは、本当は何が問題なのか?ということです。
私がこの売上アップコンサルを実施したあとに、相談者の方々は「頭の中がスッキリした」「次に何をしたらいいか良くわかった」という感想を沢山いただきます。
重要なのでもう一度書きます。
原因がハッキリすれば、あとは対処するだけです。
売上が上がらない、資金繰りが苦しい、人手が足りないなど、様々なことでお悩みの経営者の方々で、
この売上アップコンサルについて、興味がある方は下記の問い合わせフォームからお問い合わせください。