先日、事務所で使う税務ソフトの契約を更新しました。料金は一括払いせずに分割払いにしました。今回は設備投資の資金の出し方について書きます。
更新前の不安が無くなったことで安心して契約できた
営業担当の方にいろいろ相談することで、ソフトの契約前にあった疑問点や不安点が解消しました。すっきりした状態で契約を決められたと思います。
私自身も契約を頂く側の立場のケースもあるので、この辺りの気持ちはよく理解できます。どんな契約でも不安のないスッキリした状態でするのが一番です。
一括払いか?分割払いか?
今回の税務ソフトに限らず、少し大きな買い物をする場合はその支払方法をどうするのか?という話があります。
個々の状況や考え方があるので、一概には言えませんが、私個人としての考え方は
余裕があっても借入する、リースで分割払いにする
です。
一番支払総額が少なくなるのは一括現金払いですので、支払総額を少しでも減らしたい人は一括現金払いを選択すると思います。一括現金払いもこれはこれで合理的な考え方だと思いますが、この方法は手元キャッシュに相当余裕がある場合に限定されます。
このご時世、事業も家庭もいつ収入が減少するか分かりません。一度現金から物に換金してしまうと簡単には現金に戻せません。事業でも家庭でも自由に動かせる現金が無いというのは致命傷です。行動の選択肢が一気に狭くなってしまいます。
「もう少し資金に余裕があれば・・・」
この話は私自身が税理士業界で長年イヤというほど見てきました。
そんな訳で、私が自分で事業用資産を購入した今回の税務ソフトの契約でも、やはり分割払いの選択をしました。ちなみに今回の契約では一括払いと分割払いの月々の支払の差額は、数千円でした。
月に数千円支払うだけで、手元資金不足のリスクを負わなくて済みます。
借入する場合も同じです。月々の支払利息を支払えば、手元資金不足のリスクから解放されます。利息部分を(手元資金を確保するための)保証料と考える人もいます。
事業でも家庭でも資金不足による選択肢減少は何としてでも避けたいものです。